2016年12月12日月曜日

GP Bikes beta10 が公開されました


  2016.12.09 現在 beta10c が最新版です

 ※ GP Bikesをインストールする時は必ずクリーンインストールして下さい。
 ※ 過去にGP BikesをインストールしたPCには過去バージョンのプロファイルが作られていますので消去するか移動させて下さい。

  C:\Users\ユーザー名\Documents\PiBoSo\GP Bikes\profiles



 2016.11.20に GP Bikes beta 10 が公開されました



beta9からbeta10への変更点

Changelog:
fix: soft terrain tyre simulation crash
fix: improved rear suspensions geometry debug
fix: memory usage optimization
fix: dynamic track surface optimizations
fix: server restart
fix: web servers browser clients list
fix: bike reset with missing checklines
fix: bike reset with the bike still moving after a crash
fix: testing mode crash with missing testing.ini
fix: white and chequered flags
fix: compare setup
fix: setup change bug
fix: specular + shadow rendering path
fix: blending + bump rendering path
fix: HTC Vive mirroring to the main window
new: "Linkage Rod Swingarm" rear suspension geometry simulation
new: remote bikes visible in pits, too
new: remote bikes visible in the pits when not on track
new: lean heading support
new: TrackIR support 



 2016.12.03に GP Bikes beta10bが公開されました

 beta10を使った負荷テストやユーザーからの報告を受けてバグフィックスされ、フォーラムで上書きパッチの形で配布されました。



 2016.12.09に GP Bikes beta10cが公開されました

 負荷テストやユーザーからの報告を受けてバグフィックスされ正式版として公開されました。

 beta10cの変更点

Changelog
fix: TrackIR rotations
fix: replay bug
fix: race manager bug
fix: reflections bug
fix: plugins rendering bug
fix: replay of the bike reset
fix: more smaller bugs
fix: bike reset bug
fix: reflections and shadows optimization
fix: VR tracking in the external view, too
fix: pitboard bugs
fix: pitboard optimization



 beta10の特筆すべき変更点

 ・ GP Bikes ユーザーからもっとも要望が多かった core.exe のクラッシュを解消することを目的に公開された。

 ・ ネットコード・デバッグモードでサーバーとクライアント間の通信が表示されるようになった。

 ・ ユニットプロリンク・サスペンションがシミュレートできるようになった。

 ・ Murasama RC990 2003 のリアサスペンションがユニットプロリンク形式になった。


 beta10bの特筆すべき変更点

 ・ beta10での負荷テストやユーザーからの報告を受けてのバグフィックスパッチ。


 beta10cの特筆すべき変更点

 ・ beta10bでの負荷テストやユーザーからの報告を受けてのバグフィックス。



  GP Bikesは2016年12月09日現在 27ユーロで販売されています。










 GP Bikes beta10 は
   「過去に遊んでいたけど今はやってない」
      そんな方にお薦めです




 GP Bikesはベータフェーズに移行してから細かくバージョンアップされてきました。
 アップデートのたびに新しい機能が搭載されたり改善されたりしてきたので、各バージョンによって走らせかたにコツや癖があります。
 そのため「GP Bikesのバージョンが変わった時にそれまでの操作では上手く走れなくなった」といった事が起きがちです。



 過去のバージョンアップで走らせかたに大きな変化をもたらしたもの


 ・ コントローラーの操作を車体の傾きに直接的に反映させるダイレクトリーン・オプションが追加された。

 ・ ダイレクトリーンの効き具合を数値で調整できるようになった。

 ・ チェーンがスプロケットを引っぱる力をシミュレートするようになり、アクセルの開閉によってリアスイングアームを上下に動かす力の影響が大きく変わった。

 ・ 独自にエンジン性能や車体特性を設定したバイクMODが使えるようになった。

 などがありました。



 ダイレクトリーンについて

 ダイレクトリーンは、コントローラーの操作に対して車体がどれくらい機敏に反応するかをプレイヤーの好みに合わせるために搭載されました。

 GP BikesはEscキーを押せば走りながらでもメニューを呼び出せますので、ダイレクトリーンの数値を上下させて自分の感覚に合う値を探してみて下さい。

 調整は、Settingsの画面左下のInputタブを押してInput画面を開いて、画面左中央のDirect Leanのスライダーを左右に動かして行います。

 数値を下げすぎるとバイクの動きが操作に遅れるようになり、切り返しなどが重くて苦しくなる事があります。
 数値を上げすぎると車体の動きにフロントタイヤの舵角が追従しなくなり、急な操作でフロントタイヤから滑って転倒する事があります。

 ダイレクトリーンの調整とともに、Input画面右側のAdvanced下のプルダウンメニューからLeanを選択して、Smoothにチェックを入れてPress、Release、それぞれの数値も変更すると入力操作に対する車体の反応をより細かく調整できます。

 ダイレクトリーンの数値を大きくすると操作に対する反応が早くなるのでスムースの数値を上げて過敏な部分を減らしたり、ダイレクトリーンを小さくして全体の反応をゆったりさせてスムースを切ったりと、プレイヤーの好みで様々な組み合わせができます。



 チェーンドライブのシミュレーションについて

 チェーンドライブのシミュレーションは導入以前と導入以降の変化が大きく、操作方法に大きな違いが出来ました。

 beta5までは現実のバイクに置き換えると、テールリフトを抑えるリンク機構を持たないシャフトドライブのようなリアサスペンション周りの挙動になっていました。
 シャフトドライブのバイクでアクセルを開けると、駆動力の反力で車体後部が持ち上がる、リアタイヤを路面に押し付ける力が発生します。

 チェーンドライブのバイクではアクセルを開けると後輪を路面に押し付ける力が発生しますが、シャフトドライブほど強くバイク後部を持ち上げる力は発生しません。

 チェーンドライブ・シミュレート導入以前のGP Bikesではアクセルの開閉で上下するスイングアームを走りのリズムに組み込むことができて、コーナー前半ではアクセルを閉めて旋回し、コーナー後半ではアクセルを大きく開けてタイヤを路面に押し付けるような走りが出来ました。

 導入以前のアクセル開閉に対する反応は単純で直線的でした。

 導入以降は個々の車体設定の違いから、アクセルを開けると車体の後部が持ち上がる(リアタイヤを路面に押し付ける)バイクと、アクセルを開けると車体後部が沈み込む(リアタイヤを路面に押し付けない)バイクがあります。
 前者はアクセルを開けるとタイヤが路面に押し付けられるので後輪が車体全体の進む方向を強く支配するようになり、後者はタイヤが横へスライドして前輪を軸に後輪を横へ振り出すような走りになります。



 バイクMODが使えるようになったことについて

 初期のバイクMODは純正車両の3Dモデルを入れ替えて見た目だけを変えるものでしたが、現在では3Dモデルや挙動設定、エンジン音などを制作、変更できるようになりました。

 現実のバイクをなるべく正確に再現しようとしたバイクMODがある一方で、フィクションになってでも乗りやすくしたバイクMODがあったりと様々です。

 中には乗りやすさを優先するあまり非現実的な設定になり公式フォーラムで大論争を巻き起こしたバイクMODもありました。

 beta10で乗れるバイクMODには、前輪を軸に後輪を横へ振り出してスライドさせて向きを変えるようなバイクMODや、後輪を路面に押し付けて斜め前へ滑らせながら進むようなバイクMODがあります。






 「過去に遊んでいたけど今はやってない」そんな方へ

 GP Bikesはbeta 8~9~10で飛躍的に乗りやすくなりました。

 過去バージョンで起こりがちだった不条理な転倒が減り、現実のバイクのように乗ることでイメージトレーニングに役立てることも出来ますし、MODによってはゲーム的な無茶な乗り方で速さだけを追求することも出来ます。

 デモで乗れる125ccはしばらく更新されずアップデートの間に埋もれ、現在は公式にアンプレイアブルと明言されています。

 まずはGP Bikes純正のvictoria (フィリップアイランド)とGP1000クラスのMurasama RC990 2003を試してみて下さい。


 コントローラーの設定について

 Direct Leanを70%ほどから始めてお好みに。

 LeanのDead zoneをコントローラーから手を離しても真っすぐ走るようになるまで調整して下さい。

 Smoothにチェックを入れてPress,Releaseを20%ほどから始めてお好みに。

 ブレーキングでバイクごと前転してしまうようならBrakeのGainを90%から始めてお好みに。


 バイクのセッティングについて

 Trackに出てから画面下のGarage→Othersと進んでElectronicsのTCSを0にしてトラクションコントロールを切って下さい。
 Anti Wheelingを0にしてウィリー制御を切って下さい。
 TCSとAnti Wheelingが効いているとバイク自体の特性が解りにくくなるので切ります。

 さらにGeneralタブのEngine MappingをWet [W]にしてエンジンマッピングをウェット設定にしてエンジン特性をおとなしくします。慣れてきたらRace 1 [R1]に戻して溢れ出るパワーを楽しんで下さい。


 Riding Aidsについて

 Settings画面の右側のRiding Aidsの項目にチェックを入れると有効になります。

 Automatic Clutch (オススメ)
  バイクが停止した時にエンジンが止まらないように自動でクラッチを切ってくれます。
  グラベルから脱出する時に絶妙なクラッチワークを自動でやってくれます。

 Traction Help、Wheeling Help、Brake Help
  有能すぎるほどに効果があります。
  転倒を防ぐためには有効ですがバイク本来の動きがわかりにくくなるので慣れてきたら無効にして下さい。



 おわりに

 GP Bikesは他のゲームのようにタイミングに合わせてコントローラーのスティックやトリガーをいっぱいまでストロークさせるような操作では上手く走れません。

 MotoGP並の速さで走りながらコントローラーをじわじわと操作するのは苦痛に感じるかもしれませんが、他のゲームには無い”バイクに乗ってる感”を体験するために色々と楽しみながら工夫してみて下さい。
 修行でも仕事でも義務でもありませんからお気軽に。




    「走りたくなったら走る、いやになったらやめる。」












 たった3人のイタリア人が作る奇跡のような作品を楽しめることに感謝を込めて 😆






0 件のコメント:

コメントを投稿