2014年5月30日金曜日

GP Bikes 画面表示プラグイン "MaxHUD plugin" のつかいかた

GP Bikesにはタコメーターやピットボードはありますが
ライダー視点だとバイクのメーターを見るしかなく、すこし不便に感じます

そんな時はプラグインで画面表示をふやすことが出来ます



HornetMaXさんが制作されたMaxHUD pluginを使ってみましょう


  1. GP Bikes公式フォーラムからMaxHUD plugin v1.6.4をダウンロードする

    http://forum.piboso.com/index.php?topic=79.0


  2. MaXHUD - v1.6.4.zipを解凍する


  3. 解凍しでできたMaXHUD - v1.6.4フォルダから

     MaxHUD_data フォルダ

     MaxHUD_GPB.dlo

     MaxHUD.pdf (マニュアル)

     以上のものを \GP Bikes\gpbikes\plugins フォルダに入れます
     これで準備は終わりです


  4. GP Bikesを起動してコースに出ます


  5. MaXHUDが有効になっていくつかのHUD(小画面)が表示されています


  5.1 Shift+Caps Lockキーを同時に押すとMaXHUDのメニューが表示されます



  5.2 メニューの左半分に表示可能なHUDが並んでいます

     クリックすると表示、非表示が切り替えられます



  5.3 メニューの中央のボタン "…" を押すと、メニューの右側に左のHUDに対応したオプションが表示されます

     オプションでHUDの大きさや表示内容、背景などの設定ができます



  5.4 ここではTimingのHUDを

      Scale : 50%      HUDの大きさを半分に
      Mode : compact   表示する内容を少なめに
      Split hold : 5.00s   スプリットタイムを表示する時間(5秒)

     と設定し、HUDを右クリックしながらドラッグして画面の右下に移動しています



  5.5 Mapの背景はいらないので

      Mapのボタン "…" を押して右のオプションを

      Back graund : No   にしてMapを左上に移動

      メニュー自体も右クリック+ドラッグで移動できます



  5.6 設定が終わったらShift+Caps Lockキーを同時に押すとMaXHUDのメニューが消えます



  6. これでMaXHUDの設定は終わりです

     MaXHUDの設定はC:\Users\ユーザー名\Documents\PiBoSo\GP Bikes フォルダの MaxHUD.ini に保存されています


  7. MaxHUD.ini をメモ帳などで開いて書きかえることでさらに細かく設定を変えることもできます

     たとえばコントローラーの入力をアナログ表示してくれるInputは便利ですが背景が黒だと目につくので
     MaxHUD.iniの数値を書きかえて背景の色と濃さを変えます

     HUDInputs__color_back=[50,100,100,100]



     これでInput HUDの背景がごく薄いものになりました






  詳しい使い方はMaxHUD.pdf (マニュアル)を見て下さい



  MaxHUD pluginはdemoでも動きます

  HUDの場所や内容などを変えて好みを探してみてください

  入力や車体の姿勢を確認しながら練習すれば走りの向上につながりますね



  HornetMaXさんありがとうございます





2014年5月1日木曜日

GP Bikes 便利ないろいろおぼえがき


 2017.02.20 新ライダー視点 (alternative mode) の有効化方法の追加



 ☆ GP Bikes beta11 から採用された新しいライダー視点の有効化方法



 GP Bikes beta11 からライダー視点に新しい "alternative" mode (オルタナティブモード) が追加されました。


 "C:\Users\ユーザ名\Documents\PiBoSo\GP Bikes\profiles\ユーザ名" フォルダ、

 もしくはゲームフォルダ内にプロファイルフォルダを作るように設定している場合は、

 "\GP Bikes\gpbikes\profiles\ユーザ名" フォルダにある
 "profile.ini" ファイルをメモ帳等で開いて


 すでにある [view] の下に "mode=1" と書き足して下さい。

 例

[view]
mode=1




 旧視点ではカメラが車体の動きに連動してウィリーしたら空を映すように動いていましたが、新視点では車体が進む方向に向けてカメラが固定されて車体だけが上下左右に動くようになり、ウィリーしたらカメラの前に車体が直立してくるようになります。


  新視点の利点

 ・画面が進行方向に固定されるため自分がどこへ向かっているのかが把握しやすい。
 ・画面の揺れが少ないので、低FPS環境や残像の多いモニターでも画面が見やすく走りやすい。
 ・より現実感がある。


  新視点の弱点

 ・画面の下や端に見える車体を見て、車体の姿勢やタイヤのグリップを把握しなくてはいけないので慣れを要する。
 ・大きく姿勢を乱すような場合には対処が間に合わない。



  旧視点の利点

 ・beta1 からずっと慣れているので車体の姿勢やタイヤの滑り始めが感知しやすい。
 ・車体を振り回して走るような場合に、画面の動き具合で車体の動きを感知できて限界を探りやすい。


  旧視点の弱点

 ・路面の不整や、車体姿勢の細かい変化でカメラが揺れ続けるのでコースが見えにくい。
 ・低FPS環境や残像の多いモニターだとコースの把握が難しくブレーキングポイント等が見定めにくい。
 ・車体に連動してカメラが動くので現実感がやや薄い。


  新視点まとめ

 車体を振り回さないで限界を超えないように丁寧に走る人や、4輪のレースシムには多いタイプの視点なので4輪レースシム経験者にお勧め。

 進行方向への視点の固定具合や、車体の揺れの反映を自分で調整できるようになればメイン視点になりそうです。


 "mode=1" の数値を 0 にすると旧視点に戻るので、気軽に新旧を比較してみてください。





 ☆ ネットワーク・デバッグ・グラフの表示


   ※ GP Bikes beta10 から表示方法が変わりました



 GP Bikesでオンラインレースを楽しむときに、ネットワークがどうなっているかをグラフで表示します



  \GP Bikes\gpbikes フォルダ内の"gpbikes.ini"をメモ帳等で開いて以下の2行を書き加えます


[debug]
netcode=1



 グラフの内容説明は原文より

Description:
red bars=packets loss (no red bars = 100% quality)
yellow bars = ping (shorter better)
purple bars = time difference wrt server (higher = more lag)


 これでパケットロス、ピン、ラグの状況が把握できますね



 画像は ping 282 のイギリスのサーバーへ繋いだ時のものです
 真っ黄色で日本からだと辛いねえ・・・



 ※ 画像はbeta9cのまま

 beta10からはクライアントとサーバー間の通信が表示されるようになりました









☆ デバッグモードの表示方法


  ※ GP Bikes beta10 から表示方法が変わりました

 GP Bikesには車体の状況を画面にオーバーレイ表示するデバッグモードがあります
 走行中の車両にどういった事が起きているのかを数値やグラフで確認する事ができます





  \GP Bikes\gpbikes フォルダ内の"gpbikes.ini"をメモ帳等で開いて以下の2行を書き加えます


[debug]
physics = 1



 1キーを押すとライダー抜きの車体のみでの荷重を



 2キーを押すとライダーが乗った状態での荷重が確認できます









☆ ライダー視点で路面に映るMODヘルメットの影が表示されない問題の解決策



 GP Bikesをインストールしたフォルダ(\GP Bikes\gpbikes)内の"rider.pkz"を別の場所へコピーした後に7zip等で解凍して
 rider\helmets\defaultフォルダから以下のファイルを対象のヘルメットフォルダへ持ってくる


 MODヘルメットのフォルダへコピーするファイル

c_helmet.edf


 MODの物を純正の物に置き換えるファイル

helmet_s.edf


 内容を書き換えるファイル

gfx.cfg

ここから

model = helmet.edf
visor = visor
shadow = helmet_s.edf

cockpit
{
model = c_helmet.edf
shadow = helmet_s.edf
}

ここまで







☆ メニューをスキップして直接コースのピットへ行く "テスティング・モード" の設定方法



  GP Bikesにはメニューを経由しないで直接コースへ出る"テスティング・モード"があります

  スキンやMODをすぐにゲーム内で試せるので便利です




 1. \GP Bikesフォルダに新しいテキストファイルを作り、名前と拡張子を testing.bat へと変える

   GP Bikesフォルダは core.exe のあるフォルダです
   テキストファイルの名前はなんでもかまいません


 2. testing.bat を右クリックして編集を選び開く


 3. core.exe -testing と書いて保存して閉じる


 4. \GP Bikes\gpbikesフォルダに新しいテキストファイルを作成し、名前と拡張子を変えて設定用の testing.ini ファイルを作る

   gpbikesフォルダは bikes や tracks などのフォルダのあるフォルダです


   一例

 ファイル名 testing.ini

 内容

[bike]
bike_id = Yamaha_500_YZR_93
paint = JC21_YZR_93
helmet = X-Lite
helmet_paint = Marco_Simoncelli
suit_paint= biaggi

[track]
track_id = NC - Suzuka
track_layout =

[settings]
weather_realistic = 0
weather_conditions = 0
temperature = 25
wind_direction = 0
wind_speed = 0
track_conditions = 0


 使用するバイク、ヘルメット、トラック(コース)はお使いのGP Bikesに入っているものを指定して下さい


 5. 最初に作った testing.bat ファイルをダブルクリックすると testing.ini ファイルの内容を読み込んでGP Bikesが起動します








☆ スクリーンショットを高画質で撮る



 GP BikesではF11キーを押すことでいつでもゲーム画面のスクリーンショットが撮影できます
 撮影した画像は\gpbikes\scrshots フォルダに入ります

 標準設定では .jpgで撮影されますが
 ”GP Bikes”フォルダ内の"core.ini"ファイルをメモ帳で開いて

[screenshot]
format = TARGA

 と書き加えるとより高画質な .tgaフォーマットで保存されるようになります




☆ プロファイルフォルダをCドライブのドキュメントフォルダではなくゲームフォルダ内に作るようにする


 GP Bikesのゲーム内でプロファイルを作ると

 C:\Users\ユーザー名\Documents\PiBoSo\GP Bikes\profiles

 の中に各プロファイル別にフォルダが作られます

 新しくべつにGP Bikesをインストールしても元のプロファイルを呼び出せるのは、便利なこともあれば不便なことも有ります

 ”GP Bikes”フォルダ内の"core.ini"ファイルをメモ帳で開いて

[windows]
compatibility=1 ←この数字を"0"にするとゲームフォルダ内にプロファイルが作られるようになります



☆ ゲーム内のテクスチャや影、反射の解像度を上げる



 ”gpbikes”フォルダ内の"gpbikes.ini"をメモ帳で開いて

[core]
texture_quality = 1
bike_shadow = 1024
bike_reflections = 512

 等と書き加えるとより高画質なゲーム画面になります
 ただし、PCへの負荷も増しますので各自で数値を調整して下さい


texture_quality =  の数値は以下の中から指定します

0 -> uncompressed, OpenGL default
1 -> uncompressed, 32 bits
2 -> uncompressed, 16 bits
3 -> compressed, OpenGL driver
4 -> compressed ( the default value )

"1"が高画質になるそうですが負荷が高くてゲームが重くなるようでしたら数字を増やしてみてください


bike_shadow = 1024
bike_reflections = 512

これらの数値は256の倍数で指定するといいそうです
(256、512、1024など)

PCの負荷と相談しながら調整してみてください



☆ リプレイのカメラをズーム付きの物に



各バイクフォルダに入っている"cameras.cfg"と
各サーキットフォルダに入っている"サーキット名.tsc"
に数行書き足すことでリプレイカメラがバイクを追ってズームするようになります


バイクの例
各バイクフォルダ内の"cameras.cfg"をメモ帳で開き最後の部分に

size
{
x = 0.5
y = 1
z = 2
}

と書き足す


サーキットの例(筑波サーキットの場合)

筑波サーキットフォルダ内の"Tsukuba.tsc"をメモ帳で開き、ズームさせたいカメラの後に

autozoom
{
enable = 1
reference = 0.100000
min = 0.000000
max = 60.000000
}

と書き足す

以下一例

camset1
{
name = Trackside
numcameras = 12
camera0
{
type = 0
pos = -64.013077, 4.210561, -8.837755
fov = 37.000000
rot = 0.000000
limit
{
enable = 1
start = 2062.000000
end = 201.000000
}
autozoom
{
enable = 1
reference = 0.100000
min = 0.000000
max = 60.000000
}
}
camera1
{
type = 0
pos = 101.521317, 4.690925, 20.397736
fov = 37.000000
rot = 180.000000
limit
{
enable = 1
start = 200.000000
end = 293.000000
}
autozoom
{
enable = 1
reference = 0.100000
min = 0.000000
max = 60.000000
}
}

ですとか

camset3
{
name = Marshall
numcameras = 13
camera0
{
type = 0
pos = -61.581764, 3.246959, 1.215519
fov = 20.000000
rot = 0.000000
autozoom
{
enable = 1
reference = 0.100000
min = 0.000000
max = 60.000000
}
}
camera1
{
type = 0
pos = 165.805496, 8.222149, 10.004473
fov = 20.000000
rot = 220.000000
autozoom
{
enable = 1
reference = 0.100000
min = 0.000000
max = 60.000000
}
}
camera2

のようにautozoom以下7行を書き足すことでズームするようになります

 ※ 文字の色は関係ありません



 注意点

 バイク、サーキット共に、ファイルを書きかえてもサーバーとのミスマッチは起きません

 ズーム化したバイクで通常のサーキットを走ってもリプレイはズームになりませんが問題なく再生されます

 ズーム化したサーキットを通常のバイクで走るとリプレイが真っ暗になりゲームが固まることが有ります



 筑波サーキット用のファイルを作ってみましたので置いておきます



 ※ "Trackside"カメラの4と8を固定カメラから動くカメラに変えています。これで走行ラインを外してもアイキャッチが入りません
   必ずサーキット付属の"Tsukuba.tsc"のバックアップを取ってから置き換えて下さい




 ☆ リプレイ中にカメラや、表示するバイクをキーボードショートカットで切り替える



   Alt + テンキーの数字キー でカメラを
   Shift + テンキーの数字キー で表示するバイクを (マルチかそのリプレイでバイクが複数走っている場合)
   Ctrl + テンキーの数字キー で再生、停止、スロー、コマ送りなどが出来ます






 ノシ